NATではなく、NAPTを使っている。
目次
調べるきっかけ
今まで、NATサーバはプライベートIPアドレスとパブリックIPアドレスの変換行っているとずっと思っていた。プライベートIPアドレスとポート番号の2つの組み合わせとパブリックIPアドレスで通信を行っていることを知らなかった。
NATってなんだ?
(なんだかだじゃれみたい.......)
NATの略はネットワークアドレストランスレーション。
プライベートIPアドレスとパブリックIPアドレスを1対1で紐付けを記憶しておき、変換する技術である。IPv4では約43億個(=2の32乗)のIPアドレスが使用可能である。IPv4の設計当初は、これですべての機器にIPアドレスが割当ができる!と思っていた。しかし、全人口の70億人を超える人口になってきて、1人1つのIPアドレスでは到底足りないことがわかった。
NAPTが誕生
そこにNAPT(IPマスカレード)が登場した。NATの技術応用であり、プライベートIPアドレスとポート番号を組み合わせ、一意にする。それをグローバルIPアドレスと紐付けを行っている。
これにより、NATではプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスが1対1に紐付いていたのをNAPTではN対1にすることができるようになった。
IPv4からIPv6に移行
現在、IPv6に移行が進行している。すべてのIPアドレスがIPv6に移行完了すれば、すべての機器にグローバルIPアドレスが割り振れることになる。つまり、NAPTの技術が必要なくなる。